大麦 βグルカン(ベータグルカン)研究室 - βグルカン(ベータグルカン)総合研究所 - 専門ドクターのアンチエイジングアドバイス

ドクターアドバイス編

ドクターのアンチエイジングアドバイス

森 宏之 先生のプロフィール

ドクターズ・ケア研究所 代表 医学博士
1941年 埼玉県生まれ

専門領域 産婦人科学、生殖生理学、生殖内分泌学

1967年 東京大学医学部医学科卒業。
1968年 医師免許取得し、東京大学医学部産科婦人科医局に入局。

東京厚生年金病院、三楽病院医員などを経て、1971年 東京大学医学部助手に採用。

1977年 カルフォルニア大学ロサンジェルス校に留学。 (内分泌学研究室)
帰国後、長野赤十字病院部長に就任。 (東京大学医学部講師に併任)

1980年 大分医科大学医学部助教授に就任。
1993年 帝京大学医学部教授(産婦人科主任)に就任。
2003年 帝京大学医学部客員教授に就任し現在に至る。

ドクターのアンチエイジングアドバイス

抗加齢

  • 加齢(aging)は生理的現象であって、いま流行の抗加齢(anti-aging)は医学的には不可能なことなのだ。
  • すべての生物は、子孫を残す役割を終えると、その個体は終焉を迎えるように設計されているのだが、ヒトだけは驚異的に寿命を延長させることができたので、その当然の結果として、agingによる困った問題を抱えることになった。
  • 日本の平均寿命が40代後半であった100年前は、整形外科の患者さんといえば奇形や脊椎カリエスなどであったが、現在では関節の変形、椎間板の変性、脊椎の狭窄、骨粗しょう症・・・などの、加齢による変化が主な診療の対象となっている。
  • 整形外科では、骨の変形、筋肉の衰え、軟骨の磨耗などのより運動機能が低下する現象をロコモティブ(運動器)症候群と呼んでいる。
  • 50、60、70才と徐々に、しかも確実に進行してゆくロコモティブ症候群は、行動の制限を生み、QOL(生活の質)をどんどん低下させてしまう。
  • 片足立ちが難しくなった、ちょっとした段差でつまずく、などの軽微な変化からはじまり、腰痛、神経痛、さらに歩行困難などは誰もが感じることなのだ。
  • 特に苦痛となる骨や軟骨の磨耗に、グルコサミンやコンドロイチンなどの軟骨成分をサプリメントとして補充してやれば、症状が改善するという信仰が横行することになった。
  • 口から取り入れた成分がそのまま吸収され、臓器に達して修復に利用されるということは、医学的にはありえないことなのだが、改善したという個人的経験が頻繁にテレビなどで喧伝されているのはご承知のとおりだ。
  • JAMAという権威ある米国の医学雑誌に最近発表された論文によると、ノルウェーで250人の変形性腰椎症の患者さんに半々ずつ、グルコサミンとその偽薬を服用させたところ、グルコサミンでも偽薬でも腰痛が同程度に回復し、その効果は中止後6ヶ月間も持続したという。
  • 更に面白いことは、有害事象(最近は「副作用」にかわりこの言葉が使われるようになった)も全く同じ程度に観られたということだ。
  • この現象をプラシーボ(偽薬)効果といい、ヒトが高次の脳機能・精神機能を有するゆえにおこる現象なのだ。
  • つまり、何らかの医学的な働きかけが行われれば、それだけで患者さんは回復の方向へ向かうということで、それはグルコサミンの効果ではない。
  • 現在、anti-agingを掲げて販売されているサプリメントも例外ではないと思われる。
  • この現象をポジティブに捉えるか、逆にネガティブに捉えるかで、評価は異なってしまう。
  • 運動器の老化の場合、ここでは椎間板の摩耗という現象に対して、効果的な治療法がない現状では、生理的現象として納得しなさいと突き放すか、一方、たとえ信仰に近いものでもQOL改善効果があるものなら、上手に利用しようという立場もあってもよいが、あくまでも医療の一環として専門家の手によって行われるべきものだろう。
  • 学術会議が安易な使用を止めるように勧告したホメオパシー(※1)もプラシーボ効果(※2)を狙ったもので、専門家が上手に使えば有用性が高いが、それだけを盲信すると今回報じられたような赤ちゃんの死亡という不幸な事態を引き起こしたりする。
  • anti-agingを謳ったものに限らず、サプリメントの大多数が医学的な検定を受けることの必要性を主張したい。
  • 単にプラシーボ効果だけしか期待できないものから、医薬品とはされていないがそれなりの効果が期待できるものもある、という玉石混交状態は消費者を幻惑させることになるだろう。
  • 医薬品に限らず利用できるものは上手く利用してやるという立場で、一つ一つを俎上に上げ、玉と石を判別するのも医学に関わる人間の役目であると私は思っている。
  • サプリメントの中でも食物繊維の部類のものは、腸内環境の清浄化をうたったものが多く売られているようだ。
  • その中でも大麦ベータグルカンは血糖値、コレステロール調整などの効果が医学的に検定され、その結果が明らかにされている数少ないサプリメント材料の1つである。
  • ※1 ホメオパシー
    「極度に稀釈した成分を投与することによって体の自然治癒力を引き出す」という思想に基づいて、病気の治癒をめざす行為もしくは思想を指す。
  • ※2 プラシーボ効果
    偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事を言う。
  • βグルカンについての詳しい情報は下記をご覧下さい。
  • ○βグルカン総合研究所HP
    黒酵母βグルカン研究室
    http://www.black-yeast.info/
  • 大麦βグルカン研究室
    http://www.mugi-lab.info/

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